犬と猫の肥満 OBESITY

肥満が及ぼす危険性 OBESITY

近年、肥満(適正体重の20%超え)あるいは過体重(適正体重の10%超え)の犬猫が増えています。 肥満(過体重)は多くの疾患とも関連しており、その中には減量により改善する疾患や、症状が緩和される疾患も多々あります。

しかし、減量がうまくいかないケースも多く見られます。犬猫の減量は食事管理によるものがメインですが、並行して適切な運動をさせることも重要であり、なにより飼い主の協力が重要です。
当クリニックでは、適切な食事管理と運動のアドバイス及び継続するためのサポートを行います。 サポートのために、まずは飼い主さんに現状を知ってもらう必要があります。

そのため、肥満度を「BCS」や「BFI」といった指標を利用して、一緒に判定を行うことで、実際にどのくらい太っているのか、どこで判断したら良いのかを、知ってもらいます。 加えて、体重のほか減量の指標となるよう、胸囲/腹囲/腰囲の測定も行います。 判定した肥満度から、適正体重や適切な食餌の量を算出し、食餌内容や回数についても相談の上指導いたします。最終目標と短期目標を設定し、現在使用しているフードでも問題ないのか、またおやつはどうしたら良いか、減量に適したフードのご紹介やサプリメントについてもお話しします。

減量にあたり、食事療法も運動も重要ですが、痩せやすい身体にすることも重要です。身体が硬くなっていたり、歪んでいたりする事で減量を妨げてしまうこともあります。そのため、必ずストレッチやマッサージを行い、身体をほぐしてから運動を行います。効率の良い運動だけでなく、その子の身体の歪みを治すための運動なども組み合わせて行い、サポートします。特に水中トレッドミルは減量には最も効率の良い運動ですので、減量を考えている方にはお勧めです。
減量のためには何よりも「継続」が重要です。飼い主さんも、犬猫も無理なく続けられるように、その子にあった方法・目標を一緒に決めていきます。 当クリニックでは減量したい方に向けたダイエットコースもご用意しております。 詳しくは料金表のページを参照ください。

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