健康寿命を伸ばすために…
こんにちは
9月16日は「敬老の日」でしたね。
私も祖母に会ってきました。
孫やひ孫の名前もしっかり覚えていましたし、
以前に比べてゆっくりではありますが、自分の足で立って歩いている姿に安心しました。
もちろんできないことも増えたと思いますが、90歳を過ぎても元気でいられていることは「すごい!!」と思います。
思い出してみると、
祖母は昔からよく動く人でした。
遊びに行っても、常に食事の準備をしたり、掃除をしたり、庭仕事をしたり… と座ってじっとしているところをあまりみた記憶がありません😅
そんなところも今でも元気であることにつながっているのだと思います。
ペットの健康を気遣う飼い主さんが増えてきたこともあり、犬猫の寿命も伸びてきました。
まだまだ走り回れるこ
トボトボだけど歩けるこ
立ち上がれないけれど、ご飯をしっかり食べるこ
寝たきりになってしまって、介護が必要なこ
病気の治療を頑張っているこ
大きな病気はないけれど、少しづつ弱ってきたこ
などなど… 一口に「シニア」「ハイシニア」といっても色々なこがいます。
シニアさんの飼い主さんからは、
「少しでも健康でいてほしい」
「できれば最後まで自分の足で歩いてほしい」
「できることは減ったけれど、楽しく過ごしてほしい」
といった様な希望を聞く事が多いです。
「老い」に逆らうことはできませんが、
「上手に老いと付き合って」「健康に老いる」ことはできます。
健康寿命を伸ばすためには、
シニアになってから何か始めるよりも、若い時からのケアをする方がより効果があります。
ポイントとしては、
① 食餌管理に気をつける
体は食べたものからできています。
健康な体づくりのためには、「何を食べるか」を考えることはとても重要です。
基本的には『総合栄養食』と呼ばれるフードと、『新鮮で十分な量の水』を与えていれば必要レベルを満たしてあげる事ができます。
ですが、どのフードが合うのか… は個体によって全然違いますので、
「我が家の〇〇ちゃん」に合ったフードを見つけてあげる事がとても大事です。
メーカーや、素材、機能などを考えることも大事ですが、
食べている本人の状態をしっかりみて選んであげたいですね😊
水に関しては、わんちゃん、ねこちゃんに意識して飲んでもらうことは非常に難しいです💦
特にねこちゃんは水分をしっかり摂取してほしいので、
ドライフードだけでなく、缶詰タイプのものや素材そのものなどを上手に活用して、水分を摂る様にしましょう。
「手作り食」は水分をしっかりと摂取する事ができますが、栄養に偏りが出てしまい、逆効果になることもありますので、注意が必要です。正しい知識のもとで、行ってください。
また、体調、疾患に合わせたサプリメントもさまざまなものがあります。
こちらも状態に合わせて、上手に利用できると良いですね。
②体重管理
適切な体重を維持することは、健康寿命と大きく関係します。
やせすぎも、太りすぎもどちらも良くありません。
・肋骨は適度にさわれますか?
・上や横から見た時に適度なくびれはありますか?
体重の数値だけでなく、本人の体型や動き方をみて、その子にとって適切な体重かどうかを判断してあげてください。
③適度な運動
お散歩や室内での運動は筋肉の維持だけでなく、ストレス発散や、良い刺激になります。
シニアになってきたから、あまり動かなくなってきたから といって、運動をやめてしまうと、
急激に筋力が低下してしまい、寝たきりになってしまうことも…😱
年齢、状態にあった運動を心がけたいですね。
④歯のケア
歯周病は内臓疾患にもつながります。
歯周病のせいでご飯が食べられない… なんてことも起こります。
できてしまった歯石は処置をしないととれませんので、
そもそも作らせない事が重要です。
小さい頃から、歯磨き習慣をつけたいですね。
もちろん大きくなってから、シニアからでも、できるケアはありますので、
お口の健康にも気をつけてみてください。
⑤予防
混合ワクチン、ノミ・マダニ予防、フィラリア予防 など、予防できる病気は予防をしておくことをお勧めします。
ワクチンは100%病気を防げるものではないですが、かかってしまった時に軽症で済むケースもあります。
ワクチンアレルギーなどで接種できない子、毎年のワクチンが不安な子に関しては「抗体検査」などもありますので、かかりつけの先生に相談してみてください。
ノミ・マダニは犬猫だけでなく、人の病気とも関わってきます。
特にお外に行く子はしっかり予防をしておきましょう。
フィラリア予防はほとんどのわんちゃんの飼い主さんがご存知だと思います。
定期的な予防で感染を予防できますので、こちらもしっかり予防しておきましょう。
⑥ストレスのない環境
過ごしやすい環境を整えるだけでなく、
飼い主さんとの日々のコミュニケーション
遊びを含めた適度な刺激
スキンシップ
など、心も身体も満たしてあげる事が健康につながります。
また、飼い主さんとの絆が深まったり、ちょっとした異変や異常に早期に気付けたりもします。
これは、ペットの健康だけでなく、飼い主の健康にもつながります。
年齢に関わらず、日々のちょっとしたケアで、可愛い我が子の健康寿命を伸ばしていく事ができます。
無理せず、楽しく、ペットとの生活、飼い主との生活をおくれる様、できることから始めてみてください☺️