犬・猫の ”シニア” について
こんにちは
9月にはいりました。
朝晩は少し涼しくなり、少しづつ秋の気配がしてきましたが、まだまだ昼間は暑く、残暑もしばらく続きそうです。
さて、9月16日は「敬老の日」ということで、
今回は「犬猫のシニア」についてお話しします。
犬猫って何歳からシニアと呼ばれるか知っていますか?
と尋ねると、多くの方が「7歳から!」と答えるのではないでしょうか?
正解です👏
(ちなみに大型犬や超大型犬では5歳からと言われることもあります)
ですが、実際に7歳や8歳の犬猫の飼い主さんに
「シニアになったと感じるところはありますか?」
と尋ねると”あまり感じてない””うちの子はまだ元気いっぱいだし…”と思われる方がほとんどだと思います。
犬猫の7歳は人間の年齢に換算すると40代半ば位になります。
その年齢の方に「シニア」とは言わないですよね…
人では大体60歳、65歳以上をシニアと呼ぶ事が多い様です。(犬猫だと11歳、12歳くらい)
犬や猫が10歳を超えてくると、
・白髪が増えてシニアの顔つきになった
・歩く速度が明らかに遅くなった
・段差などを嫌がる様になった
などの様々な変化や症状が眼に見える様になってきて、
「歳をとったなぁ…」と感じたり、「シニア」を意識し始める様になる事が多いです。
それなのに、なぜ動物は7歳からが ”シニア” と呼ばれるのでしょうか?
それは「身体の中(見えないところ)の変化(加齢)が始まりだす頃」だからです。
実はこれ、人でも同じで、30代後半、40代頃から少しづつ「体の変化」を自覚する事が増えてきます。
・以前より疲れが取れにくくなった
・免疫力が落ちた
・油っぽい食事を受け付けなくなった
・膝や腰などに痛みを感じる事でてきた
・体力の低下を感じる
などなど…
ですが、他人からみてこの変化が分かるかどうかといわれると、
ほとんどわかりませんし、徐々に変化してくるものなので、意識して初めて気づくレベルの変化も多いです。
犬猫の身体のなかでも同じ様に7歳頃から少しづつ加齢性の変化が現れてきます。
が、その変化は外からはわからない(わかりにくい)のです。
なので、「シニア期」を迎えた子の飼い主さんは、
「元気に見えるけれど、身体の変化が少しづつ起こり始めるんだな」と意識してみてください。
老化には誰にでも(人でも犬でも猫でも)起こる正常な老化(白髪が増える、視力が低下する、代謝が落ちるなど)と、
皆に起こるわけではない病的な老化(足腰が弱り過ぎて立てなくなる、特定の疾患など)があります。
病的な老化の症状が目に見える様になる前に、予防をしたり、対策をとることで
より快適なシニアライフを過ごす事ができるかもしれません。
もちろん症状が出てしまってからでも、対策できることはあります。
シニアの子の飼い主さんとお話をしていると、
・もっと早く気づいてあげればよかった
・こうなる前に何かしてあげていればよかった
という声をよく聞きます。
また、歩きにくくなるなどの症状が出始めると、
・負担になりそうだから、お散歩をやめてしまった
・危ないので、高いところには行けない様にした
などの対策をとる飼い主さんも少なくありません。
良かれと思ってした対策が
結果として更なる筋力低下につながってしまったり、
その子の楽しみを奪う形になってしまったりすることもあります。
おそらくそれは、本人も、飼い主さんも望んでいないことだと思います。
立てない、歩けない といった症状がある子だけでなく、
・なんとなく症状が出始めている子
・シニアを迎えたばかりの子
・これから迎える子
それぞれにできることがあります。
・シニアライフのサポートについて知りたい
・今行っていることは合っているのか
・シニアの運動や散歩ってどうしたら良いの?
・うちの子にはどんなことをしてあげられるの?
など気になる事がありましたら、一度ご相談ください。
私も、犬猫だとシニアと呼ばれる年齢に差し掛かっております…
運動や食事に気をつけて、日々楽しく、健康に、年齢を重ねていきたいと思います。